2017/10/03~06の4日間、千葉県の幕張メッセで開催されていた「CEATEC JAPAN 2017」を見学してきました。以前から気になってはいたのですが、なかなか仕事の都合などで行くことができなかったので今年が初見学になります。
このように広い会場内は各社のブースで埋め尽くされています。展示の内容自体は商談や企業間交流などBtoB色が濃いですが、一般の人でも見学OKです。私もプライベートでの参加だったので私服で行きましたが、何の問題もありませんでした。
以下、私が見学していて気になった or 驚いた展示物をいくつか紹介します。
Origin Wireless Japan(株)- センサーレスIoT
Origin Wireless Japan(株)さんから展示されていたのは、特別なセンサーを使わずに空間検知や人の呼吸検知を行うというデモでした。
通常の空間検知では専用の人感センサーなどを用いるのですが、この技術ではそれらを使わずにWi-Fiの電波をセンサーとして利用しているようです。
人が動いたときに生じる電波の反射経路の変化から空間検知を行っているらしいのですが、そのアイデア自体がすごいなぁと感心してしまいました。今年の「コミュニティ・イノベーション部門」のグランプリを受賞したのも納得です。
株式会社アスカネット - 空中ディスプレイ
会場内でも特に人だかりができていたのが、株式会社アスカネットさんから出展されていた「空中ディスプレイ」です。こちらの展示は簡単に言えば、SF映画によくあるような空間上に映像を表示する技術になります。
展示の中では等身大の人の映像を空中に表示していたのですが、これがものすごくリアルで遠目には本物にしか見えませんでした。近づいてようやく映像だと分かったのですが、とても未来を感じる展示で面白かったです。(すみません。うまく写真撮れてませんでした…)
また、空中ディスプレイの長所を生かした展示として、非接触で画面を操作するデモ(マイノリティリポートみたいなやつ)もありました。こちらはかなり実用的な感じがしてわくわくしました。
シャープ株式会社 - 8Kテレビ
最後はベタですがシャープさんの8Kテレビです。4Kですら一般家庭に普及しきっていない内にもう8Kとは時代の流れは恐ろしいです。
私自身、FullHD(1K)で何の不満もない人間だったのですが、8Kを目の当たりにするとその繊細さに驚きました。なんというかもう実物が目の前にあるような繊細さで、2Dでも3Dに見えてしまうくらいでした。
説明によると8Kあたりが人間の目で判別できる荒さの限界値らしく、このラインを超えると実物と遜色ないように見えるようです。
解像度が上がってくるとそれに対応したコンテンツの問題もでてきますが、こちらも将来的には一般的になっていくのでしょうか。この先、16Kという世界も控えているようなので、期待して待ちたいと思います。
まとめ
ソフトウェア的な展示ではAIを利用したソリューション系が多くある印象でしたが、やはりそこは時代の流れを反映していますね。個人的には、そうしたAI系よりも先に紹介した尖った展示物の方が面白かったのですが、ソフトウェア業界にいる立場としてはAIの勉強もちゃんとした方が良いのかなと感じました。
余談ですが、意外と学生さんの見学者が多かったことに驚きました。自分より若い人たちがこうした技術に興味を持って足を運んできているということ自体が刺激になりますし、嬉しいものです。
また来年もチャンスがあれば行こうと思います!
ではではノシ