CentOS7でPythonを使おうとしましたが、デフォルトでは2.x系のバージョンしかないらしく、3.x系を使うには別途インストールする必要があるみたいです。
ということで、インストールしてみたのでその覚え書きです。
前準備(必要なパッケージのインストール)
まずは依存関係にあるパッケージをインストールします。
pyenvのインストール
次はpyenvなるものをインストールします。これを使うと2.x系と3.x系の共存が簡単にできたりして便利みたいです。
こちらはgitでリポジトリをcloneしてきます。以下のコマンドだとホームディレクトリ下の.pyenvという場所にcloneされますが、たぶん別の場所でもOKです。
cloneができたら、システムの環境変数にパスを通してあげます。
今回は~/.pyenvにインストールしたので、こんな感じの内容を追記して保存します。別の場所にインストールした場合は「$HOME/.pyenv」の部分を置き換えてください。
export PATH="$PATH:$PYENV_PATH/bin"
eval "$(pyenv init -)"
最後に以下のコマンドでbash_profileを反映すれば完了です。
ちゃんとパスが通っていれば、次のコマンドでこんな感じの結果が出力されます。
system (set by /home/<ユーザー名>/.pyenv/version)
Python3.x系のインストール
さきほどインストールしたpyenvを利用してPython本体をインストールします。
まずは以下のコマンドで利用可能なバージョンを確認。
Available versions:
2.1.3
2.2.3
...
...
3.5.3
3.6.0
3.6-dev
3.7-dev
これを見る限り最新の安定版は3.6.0みたいなので、3.6.0をインストールします。
インストールしただけだと、システム上はデフォルトで入っている2.x系のままなので、3.6.0に切り替えます。
# pyenv rehash
次のコマンドを実行して無事にバージョンが3.6.0になっていれば作業完了です。
Python 3.6.0
補足:元のバージョン(2.x系)に戻す
上記の手順では2.x系を削除したわけではないので、以下のコマンドでいつでも元に戻せます。
# pyenv rehash
# python --version
Python 2.7.5