シェルスクリプト Linux

シェルスクリプトでファイル中の環境変数を正しく読み込む

今回の覚え書きは、「シェルスクリプトでファイルを読み込むとき、ファイル中に環境変数が含まれている場合は注意が必要」というお話です。

ファイル中の環境変数が読み込めない

例えば、以下のようなファイル(list.txt)を用意して、それをシェルスクリプト(print_list.sh)で読み込ませたい場合を考えます。

このスクリプトの期待する結果は、ファイル中の環境変数が展開されて表示されることです。しかし、実行してみると次のような結果になり、ファイルに書かれたものがそのまま出力されてしまいます。

$ ./print_list.sh list.txt
HomeDirectory
$HOME
PathDirectory
$PATH

これはファイル中の「$」が特殊文字としてでなく、普通の文字の「$」として解釈されているためです。この場合、「$」を特殊文字として解釈できるようにするには、ちょっとひと手間加えてあげる必要があります。

evalで解決

今回のケースでは「eval」を使うことで解決できます。evalは引数として渡したコマンドを、その中の変数を評価した上で実行してくれるコマンドです。

これを踏まえて、先のスクリプトを直すとこんな感じになります。ポイントは、echoコマンド自体をevalの引数にしているところです。

修正後のスクリプトを実行すると、以下のようにファイル中の環境変数が展開された上で結果を返してくれます。これで期待した結果になりました。

$ ./print_list.sh list.txt
HomeDirectory
/Users/ryo
PathDirectory
/usr/local/bin:/usr/bin:/bin:/usr/sbin:/sbin

使い方に少し癖はありますが、覚えておくとシェルスクリプトでできることの幅がぐっと広がるので、個人的にはオススメのコマンドです。

ではでは(・∀・)ノシ

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